今回は、「ラリー・ウィリアムズの%R」という指標について説明します。
「ラリー・ウィリアムズの%R」は、オシレーター系の指標のうちの一つです。オシレーター系の指標とは、過去の値動きを基準に、今の価格が高いか(買われ過ぎ)・安いか(売られ過ぎ)を判断する指標になります。この指標を求める計算式は、%R=期間中の最高値-本日の終値/期間中の高値-期間中の安値×100で求めることができます。
これにより求まった数値は、0%に近いほど「買われ過ぎ」、100%に近いほど「売られ過ぎ」となります。
気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、「買われ過ぎたとき」は、価格を示すチャートが上昇していきます。しかし、「ラリー・ウィリアムズの%R」は、「買われ過ぎ」になるほど、数値が0%に近づくので、チャートと逆の動きをすることになるのです。もちろん、「売られ過ぎたとき」も同様です。
この指標を使うときは、この逆の動きを勘違いしないよう気を付けてください。
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